2014/12/20

目立つ奴が有能というわけではない… アステロイド (GDW/HJ/K2P)

2014/12/20 - 0:00 Posted by 20-on-20 , , , ,
12/20にYSGAさんに初めてお邪魔しました。
「アステロイド」がプレイされるとのことで、いてもたってもいられずに押しかけたのです。

だいぶ前に随分やりこんだゲームなのです(仲間うちで作った会報の創刊号でも記事がありました)。ほんとうに久しぶりにプレイでき、とても嬉しい!!。ただ、探査隊プレイヤー数は多くない方がよさそうですね…1プレイヤーで操れるメンバーが少ないと、互いに遠慮しあって行動に思い切りが無く展開が遅くなります。
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■アステロイド(GDW/HJ/国際通信社)

●ゲームの設定
小惑星のひとつが地球への衝突コースをとります。この小惑星には基地があるのですが、それとも連絡がつきません。
そこで地球はフォボス(火星の衛星)基地に調査を命じます。しかし、あいにくフォボス基地の宇宙船はすべて故障していました。
幸いなことに通りかかった(?)民間ジャーナリストが宇宙船の提供を申し出ます。自身の同行を条件に…

フォボス基地隊員・民間人などからなるチームが編成され、小惑星へと向かいます。コースを変えるか自爆させなければ地球は滅亡してしまうのです。。。

2014/12/07

国内戦役1814 (CMJ)・謀略級三国志 (GJ)

数年ぶりに「寒い12月」でしたが、7日にちはら会にうかがいました。

所用があり15:30ごろまでの参加となりましたが、とても楽しめた一日でした。ありがとうございました。

2014/11/23

北方の獅子もひとりでは勝てず…三十年戦史(ダブルチャージ4号)

11/23に千葉会にお邪魔してきました。
お約束していたダブルチャージ誌の「三十年戦史」をプレイしてきました(他に、ユーロゲームの「ネーションズ」)。
11月は猿遊会でもWon by the Swordをプレイし、「三十年戦争月間」になりました。
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■三十年戦史(ダブルチャージ4号)


12:30ごろから始めて、16:30過ぎに終了(第7ターン、新教側投了)。セットアップと片付けこみで5時間といったところでしょうか。
予想と大きく異なりました。「60シリーズ」なので1時間程度で終わるかと思っていましたが、甘かったです…
ゲーム会に常に持っていくミニゲームセットに入れてあったのですが、今後考えます(笑)。
太平記システムなので、1スタック(リーダー)交互に移動(1ターン最大合計16手)します。
しかし、とてもとても一手が重いです。まずリーダーが少ないのです。また、南北に長い日本列島(数ヶ所で戦闘があっても、直接影響を及ぼし合うことは多くありません。京で敗れた勢力も九州で立て直せます)と異なり、ヨーロッパは作戦正面が広いです。それでいてリーダーが少ないのですから、これは重いです。1スタックの移動が他に与える影響が極めて大きいのですよね。それでいて理不尽さがあります。正確な読み合いと、それが理不尽に覆されることを楽しめないと辛いゲームかもしれません。

私は新教側を担当しました。新教は有力なリーダーが旧教側より多いのですが、旧教側はリーダーそのものが新教側より多いのです。そのため、主戦場では優勢に進められるのですが、主戦場以外の手当が貧弱になりまうす。あるいは、主戦力を拘束されると対応が難しくなります。結果として傭兵や諸侯に頼る度合いが強くならざるを得ません。それゆえ、外交の結果に影響されやすく、今回のプレイでは3回・9戦力が解散しています。いくらスウェーデン王グスタフでも1スタックではどうしようもありません。うーん、三十年戦争らしい。しびれます。
グスタフvsティリー ブライテンフェルトにならず




グスタフ、皇帝を捕捉するが…

また、支配と徴兵の仕組みが秀逸です。各国軍は支配下の方が多く徴兵できます。傭兵は支配が及んでいない地域が徴兵しやすく、かつ地域を支配しにくく(敵軍の支配を中立化しやすい)なっています。つまり、傭兵軍は敵軍の支配を消し(=荒廃)、兵の徴募は多くなります。太平記システムを僅かアレンジしただけですが、三十年戦争らしさに繋がっています。



ゲーム展開は、諸侯/傭兵の裏切りを挽回できず、スウェーデン軍も機動を断たれ、デンマーク軍がヴァレンシュタイン軍に壊滅させられた時点で投了しました。
ゲーム終了時



圧倒的な劣勢のVP差を気にせず(21点以上の差をつけないルールなので)、テュレンヌやホルンまでも戦力を充実させるまで待ち、満を持してから攻勢に出るのが、新教側の戦略としては正しいような気がします。

ナリの割には時間がかかりますが、またプレイしたいゲームです。

2014/11/09

Won by the Sword (GMT) ・Caesar XL (VPG)

11/9(日)に猿遊会に参加しました。
(GMT)Won by the Swordと、(VPG)Caesar XLをプレイしました。

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■Won by the Sword (GMT)

とにかく、何とかプレイにこぎつけました。

まず3ターン×5ラウンドの”バトルシナリオ”「ネルトリンゲン(1634年)」で練習、次に10ターンの"キャンペーン"シナリオ「フランス参戦(1638年)」の予定でしたが、ルールを確認しながらのプレイになったので、バトルシナリオだけの対戦となりました。それでも6時間(セットアップ、片付け、昼食込)かかりました。
初期配置

ルール12ページに対してエラッタやQAが20ページもあり、前日深夜まで修正点をチェックしていました。ルールそのものの書き方も洗練されておらず、大意をつかむまでに時間がかかる記述がとても多いです。また、細かいスペルミスや前置詞、定冠詞の間違いなどがとても多いのでルールそのものの信頼度が…
それにしても、プレイできてよかったです。

マップは南ドイツ(東:レーゲンスブルグ~ボヘミアはマップ外、西:ストラスブルグ、ブライザッハ南:スイス~ミュンヘン、北:マインツ。フランクフルト~ヴュルツブルグ)なので、ブライテンフェルトやリュッツェンは出てきません。
シナリオは1632~1648年を扱っています。1年(1ターン1ヶ月。10ターン前後)で1シナリオのキャンペーンシナリオが7本と、3ターンのバトルシナリオ8本です。三十年戦争を4期にわけると(1)ボヘミア(2)デンマーク(3)スウェーデン(4)フランスとなると言われていますが、その(3)以降がシナリオ化されています。
時代もマップも三十年戦争の一部でしかないので、シリーズ化されると思いますが、それにしてはエラッタが多いです。第2版に期待です(涙)。


ゲームそのものは、三十年戦争らしい展開になりました。
出方を読み合い、間合いを測りながら近づきます。糧秣が無いので付近から徴発(略奪)しながら行軍するため、軍が通過すると荒廃します。規模が大きくなると、より多くの糧秣が必要になるので会戦直前に合流をめざすような機動になります。
会戦を行うと軍の大半が消滅するので、むやみには会戦ができません。一方で、攻城戦の頻度はより多いです。しかし、落とすのにかなりの時間がかかります。
会戦はリスクが高く、また得られるVPを考えるとFoarge(徴発/略奪)や都市攻略の方が効率が遥かによいのです。


2014/10/12

A Thunder upon the Land (AtO)・RichardⅢ (Col)

10月12日に、高田馬場で開催された「ソフィアゲームクラブ」に参加してきました。 
シミュレーションゲーム、ユーロゲームの両方ともに多くプレイされていました。20名ほどいらっしゃっていたでしょうか。 

私はシミュレーションゲームを2戦プレイしてきました。 


2014/09/13

狼・鹿・猪・熊・駱駝 … トランプ・トリック・ゲーム!・イスファハン

9/13にクローズのゲーム会を開催しました。
プレイしたのは、以下のゲームです。 
 ・トランプ、トリック、ゲーム! 
 ・イスファハン 
 ・ドミニオン 
 


2014/08/23

Turning point:Stalingrad (AH) ・ France'40 (GMT)


8月最後のゲーム会の参加は千葉会(松戸)でした。 
復帰してから、初めて「初対面」の方がいない会。少し進歩?したのでしょうか。 
また、「きちんと覚えたい」と思っていたゲームを2つもお相手いただき、たいへん収穫の多い一日でした。 
#8月は「When Lions Saled」もプレイできたので、大豊作の一ヶ月でした。 
#数年ぶりにルーンバウンドもしましたので… 

2014/08/21

肝心な時に運命をもてあそんではならない…ルーンバウンド (FFG)

■ルーンバウンド (FFG)


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静かになった。 
イェーズは、骸を見上げた。 
彼の前には、巨竜マーガスが死んで横たわっている。彼の魔法が炸裂したしるしが残されている。 
マーガスが吐いた炎も、イェーズの半身を焦がした。 
両雄は互いの身体におびただしい痕跡を刻みこんだが、それも終わった。 

マーガスがこの地にもたらした災厄は、これ以上広がることは無いだろう。 
イェーズがくいとめたのだ。多くの英雄がマーガスに立ち向かったが、マーガスにまでたどり着いた者はいなかった。 

この険しい山地に踏み込み、マーガスを見出せたのはグリフォンの助けあってのものだった。 
冒険を共にした他の仲間は、命を落とした者も袂をわかった者もいたが、グリフォンは最後まで付き従った。 
グリフォンの翼で山地を越えられた。最後の戦いも共にした。 
マーガスの鋭い巨大な爪がイェーツを引き裂こうとした瞬間、割って入ったのもグリフォンだった。 

イェーズは立ち上り、亡骸を見下ろした。 


彼は一人で山を下り始めた。 
麓の世界は、静かになっているだろう。 
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2014/08/14

英国海軍士官は最後まで…When Lions Saled (S&T268)

2014/08/14 - 20:00 Posted by 20-on-20 , , , , , ,

 When Lions Saled ( S&T 268 )

"When Lions Sailed"はStrategy&Tactics誌268号付録です。

歴史もので複数勢力の思惑が入り乱れるゲームは多くはありません。まして、日本史や中国史でないものは本当に数が少ないです。ボドゲにはあっても競技性に重きを置くため単にモチーフを借りてきただけのものも少なくありません(クニツィアとか。嫌いではないですが)。
そのため、「歴史ゲーム/東洋史で無い/諸勢力入り乱れ/マルチプレイ/できれば18世紀以前」は少ないです。貴重です。
…ちょっと力が入ってしまいましたが、私の大好きなテーマだったのでとても楽しみに出かけました。新装なった、秋葉原イエサブで8/2に対戦です。
業務が忙しく前日までソロプレイができませんでしたが、早起きしてセットアップ&数手順ソロプレイの予習をしていきました。気合は十分だったのですが…


"When Lions Sailed"は17世紀ヨーロッパ列強の世界を舞台にした勢力争いを扱ったゲームです。
ルネサンスを経て大航海時代に続き、この後帝国主義へと続く時代です。
大航海時代を牽引したポルトガルはスペインに併合され、そのスペインも凋落しています。オランダは商業を背景に力をつけ、主にアジアに植民地を有しています。イギリス・フランスが勢力を拡大する直前の時代です。

このゲームはイギリス・オランダ・スペイン・フランスの4人までプレイできます。
資金の多さが勝利条件ですが、各国それぞれに固有の勝利条件(と特殊能力)があります。
資金は支配している地域からも得られますが、世界に点在するトレジャーフリート(以下TF)からの船団を欧州の本国に回航して得られる資金がかなりの割合を占めます。開始時は、スペインとオランダが2、フランスは1、イギリスはゼロです。
海外拠点の数もスペインとオランダが最大です。本国経済はオランダが群を抜き、次いでイギリスです。動員力のトップはイギリスで、スペインとフランスの動員力は一段落ちます。イギリスは初期TFこそゼロですが、最大の動員力とそこそこの資金力、そしてキャンペーンマーカー(イベントカードのようなもの)を毎ターン無償で獲得できる能力を有し、イギリスの動きがゲームを左右します。シミュレーションゲームの流れを汲むゲームですから、資金力や軍事力には差があるのは致し方ありません。

プレイヤーが操るのは艦船がメインになります。しかし、この時代のこと。艦船の移動力は6面ダイス2個+指揮官の能力で決定します。ブラジル北東部からスペインまでが11マス。1回で到達するには難しい距離です。また、ダイス2つがゾロ目(1/6の確率)だと海難事故が発生します。海難事故はほとんど良い結果がありません。凪、反乱、海賊、壊血病、嵐…

長くなりましたが、まぁ私の思い入れと思ってご容赦ください。
では、レポートです。

2014/07/13

2014/02/04

5%

2014/02/04 - 0:00 Posted by 20-on-20
私がはまっていたRPGは、すべて「20面ダイス」を使っています。 
「5%」とは、20が出る確率のことです。 





■はまっていたRPG 
 (1) TORG (WEG / 新紀元社) 
    →20が出ると、ダイスをもう1回振り足す。ただし、特別な環境でないと振り足せない。 
      PCはもちろん、特別な環境にいることができます。 
      合計値からボーナスを参照し、基本能力値に加えて判定。 
      ただし「ダイス目合計が60以上」になると、「伝説が発生する」可能性があります。 
 (2) Earthdawn ( FASA / メディアワークス ) 
    →20面に限らず、すべての正多面体ダイスを使う、ダイス振りが派手なゲーム。 
      そのダイスの最大値を出すと(20面なら「20」)を出すと、もう1回ふって振り足す。 
      合計値で判定します。 
 (3) AD&D (TSR) 
    →ハウスルールでしたが…「20」が出たらダブルダメージでした



20面ダイスは正多面体の中で出目のバラツキの幅が大きく、 
予期せぬ結果がおきやすく、それが楽しくもあり、恐ろしくもあります。 

もっとも、いちばん転がりやすいので、机の上のフィギュアをなぎ倒すこともしばしば。 
いろんな意味で恐ろしいダイスでした。